仏壇の魂抜きの費用とお布施の相場 10件の案内を読み比べた額と頼み先
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迷っているのは、親の仏壇を手放す(処分する)と決めたのに、お寺にいくら包めばいいのか分からず電話をかけられずにいる所ですよね。
魂抜き(閉眼供養)は、仏壇や位牌を手放す前にお寺に頼む供養で、お性根抜きと呼ばれることもあります。お寺や仏壇店、葬儀の会社などの公開の案内を10件読み比べると、お布施の目安は案内ごとに幅が違いましたが、10件とも3万円がその幅に入っていました。
頼み先は、親がお世話になっていた菩提寺(先祖のお墓や法要を頼んでいるお寺)のほか、仏壇店や仏壇の供養と処分を受ける会社、僧侶の手配のサービスなどがあります。
私なら、菩提寺があるならまず「皆さんはどのくらい包まれていますか」と聞き、それでも「お気持ちで」と返されたら3万円を目安に包みます。ただ、魂抜きをするかどうかそのものは宗派によって考え方が違い、浄土真宗の本山と仏壇店の案内では、魂を入れる・抜くという受けとめを取らないとされています。
「しなくていいのでは」と家族に言われて迷っている人も、菩提寺が無くて頼む先から分からない人も、自分の場合に当てはめて決められるように順に書いていきます。
この記事で分かること
- 魂抜きをしない場合の受けとめ
- 10件で比べたお布施の目安
- 頼み先ごとの違いと選び方
- 当日の服装とお布施の包み方
魂抜きをしないと仏壇は手放せないのか
知恵袋にも「仏壇の魂抜きは必ずするものでしょうか。」という相談が寄せられていました。魂抜きをするかどうかは宗教の上の区切りの話で、仏壇を手放すことそのものとは分けて考えられます。
許可や届け出は要らない
仏壇の供養と引き取りをする会社の案内でも、法律の上では魂抜きは必須ではないとされています。別の仏壇の会社は、仏壇の処分に許可や届け出は要らないと案内しています。
市区町村の粗大ごみの品目一覧には、仏壇を載せている所もあります。
出典:東京都中央区「ごみの分け方・出し方一覧表-ふ-」
受けとめは家や宗派で違う
ただ、さきほどの供養と引き取りの会社は、菩提寺のある家では、しないまま手放すと無礼と受け取られることもある、と添えています。
引越しで仏壇を運ぶときも、ある霊園の会社の解説によれば、しなくても特に問題はないものの、感謝の気持ちから魂抜きをした方がよいと考える家族や親族もいるそうです。
実家の仏壇を自宅へ運ぶ順番は、「仏壇の引越しは何から 実家から自宅へ運ぶ順番と費用と重さの目安」にまとめています。
宗派によっても考え方は違い、浄土真宗の本山の一つは、ご本尊に新しい魂や性根を入れるという受けとめはない、と案内しています。そのため魂抜きの代わりに遷仏法要と呼ぶ法要を勤めるのだと、ある仏壇店の案内で読みました。
親の宗派の作法に合わせたいときは、「浄土真宗と曹洞宗と創価学会の仏壇の処分 違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先」を先に読むと早いです。
仏壇そのものの処分の仕方を決めるときは、「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」も合わせて読んでみてください。
結論
魂抜きは宗教の上の区切りで、手放すことそのものを法律が止めているわけではないので、迷うなら決める前に菩提寺に一言聞いておくのが私の順番です。
魂抜きは自分で済ませられるのか
お金の解説のサイトでは、魂抜きを、僧侶の読経によって仏壇や位牌に宿る魂を送り、感謝の気持ちを伝える儀式だと説明しています。位牌の魂抜きについては、自分で行うことはできないと書く位牌店もありました。
魂抜きは僧侶に読経してもらう儀式なので、自分で済ませ方を探すより、誰に頼むかを決めるほうに時間を使うのがいいと思います。
魂抜きのお布施は10件の案内でいくらか
10件とも3万円が幅に入る
私は、仏壇か位牌の魂抜きのお布施の目安を書いた公開の案内を、10件読み比べました。
| 出どころの種類 | 書いてある目安 |
|---|---|
| 葬儀の会社の案内 | 1万〜3万円 |
| 葬儀の会社の案内 | 1万〜5万円 |
| 仏壇店の案内 | 1万〜5万円 |
| お寺の案内 | 2万〜5万円(平均は3万円ほど) |
| 位牌店の案内(位牌の魂抜き) | 5千円〜5万円 |
| 仏壇の供養と引き取りの会社の案内 | 3万〜5万円前後 |
| 仏壇の作り直しと処分の会社の案内 | 1万〜5万円(その会社の調べ) |
| 引越しの会社の案内 | 1万〜5万円 |
| 行政書士の事務所の解説 | 3万〜10万円 |
| お金の解説のサイト(仏壇店の案内を引いたもの) | 1万〜3万円 |
目安を1万〜3万円とする案内は2件で、1万〜5万円とする案内が4件ありました。幅はまちまちですが、どの案内の幅にも3万円が入っているんです。
「お気持ち」とだけ書いて額を書かない案内は、私が読んだ案内の中にはありませんでした。
ちなみに、4という数字は好まれないので4万円は避けた方が無難、と書く葬儀の会社の案内もあります。
お車代は別に5千円〜1万円
家まで来てもらう分は、お布施とは別の封筒に分けて、5千円〜1万円ほどをお車代として包むと案内されています。
結論
額で迷ったら、読んだ案内のどれの幅にも入っていた3万円を目安にし、お車代は別の封筒に分けておくのが私の包み方です。
お寺によって額が違うのはなぜか
私も、お布施をいくら包めばいいのか、お寺に直接は聞きにくいと感じました。お坊さんに額を尋ねても「お気持ちで」と返されることが多い、と葬儀の会社の案内にも書かれています。
あるお寺の副住職は、決まった値段にしてしまうと布施の行いの意味がなくなる、と話していました。
額がそろわないのはお布施が値段ではなく布施の行いとされているからで、引越しの会社の案内によれば、聞くこと自体は失礼にあたらないそうです。
魂抜きはお寺と仏壇店と業者のどこに頼むか
私も、親の代のあと菩提寺とのやり取りが途絶えていて、まずどこに連絡すればいいのかから迷いました。魂抜きの頼み先は、菩提寺のほかに、仏壇店や仏壇の供養と処分を受ける会社、僧侶の手配のサービスがあります。
頼み先は5つで中身が違う
私が読んだ案内から、それぞれの目安と含まれるものを並べると、次の表になりました。
| 頼み先 | お布施・料金の目安 | 含まれるもの | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| 菩提寺(お寺) | お布施(お布施の表の幅)とお車代 | 読経。そのまま仏壇を引き取ってもらえる場合もある | 菩提寺との付き合いが続いている |
| 仏壇店 | 引き取りの額は仏壇の大きさと店で幅がある(処分の仕方の記事で比べている) | 引き取り。魂抜きから含めて請け負う店もある | 仏壇の引き取り先を先に決めたい |
| 仏壇の供養と処分の会社 | 3万〜10万円 | 魂抜きと処分をまとめて頼める | 供養と引き取りを1か所で頼みたい |
| 遺品整理の会社 | 1万〜4万円程度とする解説もある(処分の仕方の記事で比べている) | 処分。供養は別に手配するか、対応の有無を確かめる | 家の片付けと一緒に仏壇を処分したい |
| 僧侶の手配のサービス | 3万〜5万円の定額(お布施やお車代込みが多い) | 読経(魂抜き) | 菩提寺が無く、魂抜きだけ頼みたい |
向く場面の列は含まれるものの違いから私が分けたものですが、どれが良いという順ではありません。
引き取り先に含められるか聞く
行政書士の事務所の解説では、菩提寺との付き合いが無いときは、仏壇店や葬儀社、僧侶の手配のサービスを通じて、宗派に合う僧侶を頼めるとされています。私なら、仏壇の引き取りを頼む先に魂抜きも含められるかを先に聞き、頼む先を1つにまとめられないか確かめます。

頼み先は額より、菩提寺との付き合いが続いているかと、仏壇をどこに引き取ってもらうかの2つで選ぶと迷いが減ると思います。
当日の服装と流れとお布施の包み方
初めて家に僧侶を迎えるとなると、服装や包み方の細かいところが気になりますよね。
数珠や生花と線香を用意
葬儀の会社の案内によると、仏壇を運ぶ場合は、魂抜きを1週間前から前日ぐらいまでに済ませておくとよいそうです。当日は数珠や生花、ろうそく、線香とお布施を用意するのが一般的なので、何を用意するかは事前にお寺に確かめておきます。
魂抜きの法要では会食の場を設けないのが一般的だと、別の葬儀の会社の案内で読みました。
服装は案内で分かれる
同じ案内に沿うなら、服装は黒やグレー、紺などの落ち着いた色の平服です。
ただ、儀式なので正装が好ましいと書くお寺の案内もありました。
白無地の封筒に御布施と書く
さきほどの葬儀の会社の案内に沿うなら、お布施は無地の白い封筒に入れ、表に濃い墨で「御布施」と書きます。下の段には自分の名前か家の名前を書く、と書く引越しの会社の案内もありました。
封筒の裏には、住所と名前と包んだ額を書いておきます。
渡すときは袱紗に包んだ封筒を切手盆という四角いお盆にのせるのが正式だと、ある仏壇店の案内で知りました。

メモ
服装は案内によって平服とも正装とも書かれているので、日取りを決める電話のときに一緒に聞いておくのが早いと思います。
魂抜きをしない人は何を見て決めているか
魂抜きをしないと決めるのは、どこか気が引けることだと思います。
私も、家族から「魂抜きまでしなくていいのでは」と言われ、考えが分かれたことがありました。仏壇の処分は家族のあいだで意見が分かれることもある、と書く解説もあります。
どちらでもよいという声
知恵袋で目にしたのは、気になるならすればよいし、しなくてもよい、という答えでした。位牌だけは一周忌にお坊さんに渡して供養してもらうつもりだ、という相談者の返事もありました。
仏壇を手放すと罰が当たる、と言われることもありますよね。気になるなら、決める前に菩提寺に一言聞いておくと、あとで気持ちが揺れにくいと思います。
位牌の扱いを先に決める
位牌だけを手元に残すと決めたら、置き方は「仏壇なしで位牌だけ祀る置き場所の決め方と用意する物」にまとめています。
しないと決めるにしても、私なら位牌をどうするかと、菩提寺に手放すことを伝えるかを先に決めてからにします。
よくある質問
Q1.閉眼供養や性根抜きは魂抜きと同じか
A.行政書士の事務所の解説やお金の解説のサイトを読むと、どれも、仏壇や位牌を手放す前に僧侶に読経してもらう同じ供養の呼び方です。地域やお寺によっては「こんぬき」や「たまぬき」と呼ぶこともある、と書く位牌店もありました。
Q2.浄土真宗でも魂抜きは要るか
A.同じ位牌店によると、浄土真宗では魂入れや魂抜きは行わないものの、似た儀式として入仏や遷仏の法要があり、読経が行われるそうです。実際の作法や呼び方は菩提寺に確かめるのが確実だ、と同じ行政書士の事務所の解説は添えています。
Q3.菩提寺以外のお寺に魂抜きを頼めるか
A.菩提寺がある場合は菩提寺の住職に頼むのが基本だと、同じ解説で読みました。位牌の魂抜きなら、さきほどの位牌店の案内では、菩提寺でなくても同じ宗派のお寺などに頼めるとされています。
Q4.魂抜きのあと仏壇は家具と同じに扱えるか
A.葬儀の会社の案内によると、魂抜きのあとは仏壇を家具と同じように扱えるそうです。引き取りをどこに頼むかは、頼み先の表の「含まれるもの」の列と同じ考え方です。
私なら魂抜きをこの順で頼みます
私なら、菩提寺があれば、まず電話で魂抜きの日取りとお布施の目安を聞きます。菩提寺が無ければ、先に仏壇の行き先を決め、引き取りを頼む先に魂抜きも含められるかを聞きます。
そして日取りが決まったら、お布施とお車代を別の封筒に分け、供え物をそろえて当日を迎えます。

魂抜きの日が決まったら、仏壇の引き取り先と残りの家財の片付けの段取りを同じころに考えはじめると、実家に通う回数を減らせると思います。
読み比べて分かったのは、額を尋ねても失礼にはあたらず、聞けば目安を教えてくれる菩提寺が多いようだと、仏壇店や引越しの会社が案内していることでした。
仏壇だけを手放したい人は、先に「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」で仏壇の処分の仕方を比べておくと早いです。
仏壇を手放したあとに残る家具や家電の片付けは、私なら2〜3社に家を見てもらい、届いた見積もりを並べてから決めます。
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