遺品と仏壇のしまい方 残す物と仏壇の行き先を先に決める

浄土真宗と曹洞宗と創価学会の仏壇の処分 違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先

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本願寺派と大谷派と浄土宗と曹洞宗と日蓮宗と創価学会の6つの札に宗派で違う仏壇の手放し方の題を添えた画像

親の宗派は分かっていても、お寺に何と頼めばよいか分からず、電話の前で手が止まっていませんか。私なら呼び方を覚えるより先に、「仏壇を手放すので、その前のお勤めをお願いしたい」と用件で菩提寺に伝えます。

ある仏壇の会社の解説では、法要の名前が分からなくても、用件で伝えれば通じると案内しています。

宗派や会、お寺の案内を読み比べると、宗派で違うのは、手放す前のお勤めの呼び方と、本尊や位牌の行き先の2つまででした。仏壇本体の手放し方と額が宗派で分かれると書いた案内は、読んだ中に見当たりませんでした。

浄土真宗の2つの派、浄土宗、曹洞宗、日蓮宗、創価学会の6つを表に並べ、菩提寺が無いときの頼み先と、場面ごとの選び方までまとめました。

この記事で分かること

  1. 宗派で違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先
  2. 浄土真宗は本願寺派と大谷派で呼び方が分かれる
  3. 仏壇本体の手放し方と額は宗派で分かれない
  4. 創価学会の仏壇は引き取りを受ける会の仏壇店がある

宗派で仏壇の手放し方はどう違うのか

私は、宗派や会、お寺の案内を読み、手放す前のお勤めと本尊や位牌の扱いを表にしました。

宗派手放す前のお勤めの呼び方本尊と位牌頼む先
浄土真宗本願寺派遷仏式(遷仏法要)と呼ぶお寺も。閉眼や魂抜きとはいわない、とそのお寺の案内位牌ではなく過去帳が基本菩提寺に頼む。お勤めのあと引き取りの仏具店を紹介するお寺も
真宗大谷派御移徙(おわたまし)法要か奉告法要位牌を用いない。ご本尊や法名軸はお寺で預かりお焚き上げ、と説明することが多いとする案内法要はお寺に。仏壇は仏具店などが引き取れる、と説明することが多いとする案内
浄土宗撥遣(お性根抜き)総本山は位牌の撥遣とお焚き上げを受ける仏壇は仏壇店か自治体に相談、と総本山の案内
曹洞宗閉眼供養を行うと案内する解説本尊はお釈迦さま。位牌が増えたら繰り出し位牌などにまとめられる位牌のまとめ方は菩提寺に相談、と公式の案内
日蓮宗撤去や処分の前に閉眼供養を行うと案内するお寺本尊は大曼荼羅閉眼供養はお寺に
創価学会仏壇に魂が宿るという考え方は無い、とある会の仏壇店の案内御本尊のことは地域の会の人に聞く引き取りを受ける会の仏壇店か、行政によっては自分で粗大ごみ

表のうち宗派で分かれるのは、お勤めの呼び方と本尊や位牌の2つの列です。仏壇本体の手放し方は、お寺・仏壇店・粗大ごみ・不用品回収の会社と、どの宗派も同じ選び方になると案内する仏壇の会社もあります。

法律の上では閉眼供養は必須ではない、と案内する会社もあります。「罰が当たる」と言う人もいますが、私なら、気になる気持ちが残るうちはお寺に一言聞いてから手放します。

魂抜きをするかどうかの考え方と、お布施や当日の服装は、「仏壇の魂抜きの費用とお布施の相場 10件の案内を読み比べた額と頼み先」で読み比べています。

6つの宗派と会ごとにお勤めの呼び方と本尊と位牌の行き先と頼む先を並べた表
宗派で違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先

宗派で違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先

結論

宗派で違うのは、手放す前にお寺に頼むお勤めの呼び方と、本尊や位牌の行き先の2つで、仏壇本体の手放し方はどの宗派も同じ選び方になると案内する仏壇の会社もあります。

浄土真宗では魂抜きと言わないのか

浄土真宗では仏壇に魂を入れたり抜いたりするとは考えないと言われ、本願寺派のあるお寺は遷仏式、大谷派の側の案内は御移徙(おわたまし)法要か奉告法要と、派によって呼び方が分かれます。私なら、親の家が本願寺派か大谷派かを先に確かめてから、その派の案内を読みます。

遷仏式と呼ぶお寺も

本願寺派の家なら、私は菩提寺に「誰も住まなくなるので、仏壇のご本尊を移すお勤めをお願いしたい」と伝えます。

本願寺派のあるお寺の案内では、このお勤めを遷仏式(遷仏法要)と呼び、誰も住まなくなった家のご本尊を処分するときにも勤めるとしています。同じお寺は、魂を抜くということではないので、閉眼法要や魂抜きとはいわないと案内しています。

呼び方は遷仏法要や遷座法要など、仏壇店や位牌店の案内でも分かれます。そのお寺では、遷仏式を勤めたうえで、引き取ってくれる仏具店を紹介するそうです。

大谷派は御移徙か奉告

大谷派の家なら、私は手放す仏壇の前でのお勤めを頼み、ご本尊や法名軸をお寺に預けられるかを一緒に聞きます。

大谷派の寺院向けの情報のサイトでは、このとき御移徙法要か奉告法要のどちらかを勤めるとしています。御移徙は新しい仏壇へご本尊を移す法要で、奉告はいただいたご本尊をお返しする法要という説明です。

同じサイトでは、ご本尊や法名軸はお寺で預かってお焚き上げし、仏壇は仏具店などが引き取れると説明することが多いとしています。

位牌の代わりに過去帳

浄土真宗では位牌を祀らず、代わりに過去帳や法名軸を使うと案内されています。本願寺派のお寺の案内では、過去帳は礼拝の対象ではないので、仏壇の中に置いておく必要はないとしています。

過去帳を仏壇の外でどこに置くかは、「仏壇なしで位牌だけ祀る置き場所の決め方と用意する物」を開いてみてください。

注意

同じ浄土真宗でも、派やお寺によって呼び方と頼み方が分かれるので、まず菩提寺に聞くと早いです。

浄土真宗の本願寺派と大谷派でお勤めの呼び方と本尊や過去帳の扱いを左右に並べた図
浄土真宗は本願寺派と大谷派で呼び方が分かれる

浄土真宗は本願寺派と大谷派で呼び方が分かれる

浄土真宗の仏壇の処分費用

浄土真宗だと額も特別なのでは、と気になる方もいると思います。

仏壇の作り直しをする会社の解説では、仏壇本体の処分の方法と費用はほかの宗派と同じで、浄土真宗だから特別という決まりは無いとしています。同じ解説には、お布施の額に迷ったら、「皆さまどのくらい包まれていますか」とお寺に尋ねても差し支えないとあります。

お布施の包み方は、さきほどの魂抜きの記事で詳しく取り上げています。

お寺・仏壇店・粗大ごみ・不用品回収の会社の4つの頼み先の額と向く場面は、「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」で比べています。

浄土真宗だから額が変わると書いた案内は読んだ中に見当たらず、仏壇本体はお寺で1万〜10万円ほど、仏壇店で2万〜8万円ほど、お勤めのお布施は1万〜5万円ほどと案内されることが多いです。

浄土宗と曹洞宗と日蓮宗の手放し方

浄土宗・曹洞宗・日蓮宗は、手放す前に撥遣や閉眼供養と呼ばれるお勤めをすると案内するお寺や解説が多く、呼び方のほかは同じ流れで進むと言われています。

浄土宗は撥遣と呼ぶ

浄土宗の家なら、私は菩提寺に手放す前のお勤めを頼み、位牌を手元に残すかをその前に決めておきます。

浄土宗の総本山の案内では、このお勤めを撥遣(お性根抜き)と呼び、預けた位牌は撥遣をしてお焚き上げするとしています。一度預けた位牌は返したり祀ったりできず、仏壇そのものは仏壇店か地方自治体に相談するよう案内しています。

曹洞宗は閉眼供養の形

曹洞宗の家なら、私は菩提寺に手放す前のお勤めを頼み、位牌が多いならまとめ方も一緒に相談します。

解説では、このお勤めを閉眼供養と案内しています。曹洞宗の公式の案内には、私が読んだ頁の中に仏壇を手放すときの段はなく、位牌が増えたら繰り出し位牌などにまとめられるので菩提寺に相談するよう勧めています。

日蓮宗は閉眼と案内

日蓮宗の家なら、私も菩提寺に閉眼供養を頼んでから手放します。日蓮宗のあるお寺の案内では、閉眼供養は仏壇などを撤去・処分するときに行う儀式で、立ち会いが難しい場合も相談を受けるとしています。

宗派の違う仏壇が2つあって1つにまとめたいときは、「実家と婚家の仏壇が2つになったら 並べるか1つにまとめるか片方を閉じるか」を読んでみてください。

創価学会の仏壇はどう手放すのか

創価学会の家の仏壇は、どこに相談すればよいか迷いますよね。

魂が宿る考えは無いと案内

創価学会の仏壇を扱うある会の仏壇店のよくある質問では、創価学会では仏壇に魂が宿るという考え方は無いと案内しています。同じ案内では、行政によるものの、自分で粗大ごみなどとして出すこともできるとしています。

メモ

粗大ごみに出せるかと、そのときの条件は市区町村によって違うので、ご実家の市区町村の案内で仏壇の行を先に確かめておくと安心です。

引き取りを受ける会の店も

会の仏壇店の中には、新しい仏壇を買うかどうかにかかわらず、今の仏壇の引き取りだけでも申し込める店があります。その店の案内にある料金は新しい仏壇を注文した人向けの引き取りのもので、引き取りだけの額は書かれていないので、額は店に聞くのが確かだと思います。

御本尊は地域の会に聞く

私が読んだ会の仏壇店の案内には、御本尊をどう扱うかは書かれていませんでした。

私なら、仏壇はまず会の仏壇店に引き取りを聞き、御本尊のことは地域の会の人に一言聞いてからにします。

菩提寺が無いときの頼み先

親の代でお寺との付き合いが途切れていて、頼むお寺が分からない家もあると思います。

樹木葬の会社の解説では、菩提寺が無い場合は、僧侶を手配するサービスに頼むか、仏壇や仏具の店に相談して僧侶を紹介してもらう形を挙げています。葬儀の会社の案内でも、提携するお寺を仏壇店や葬儀社が紹介する場合があるとしています。

仏壇店の中には、御霊抜きをしていない仏像や位牌、掛け軸を預からない店もあります。

なので私なら、仏壇店に相談してお寺を紹介してもらい、お勤めと引き取りを一度に聞きます。

場面ごとに頼む先を選ぶ

菩提寺があるなら

法要の名前が分からなくても、用件で伝えれば通じると案内されているので、私なら呼び方を気にせず菩提寺に電話します。「仏壇を手放すので、その前のお勤めをお願いしたい」と伝え、引き取りの先も一緒に聞きます。

菩提寺が無いなら

菩提寺が無いなら、仏壇店にお寺を紹介してもらうか、僧侶を手配するサービスに頼みます。

創価学会なら

創価学会なら、引き取りを受ける会の仏壇店に頼むか、市区町村によっては粗大ごみに出すかを選びます。

菩提寺があれば用件で菩提寺に頼み無ければ創価学会かどうかで会の仏壇店か仏壇店や僧侶の手配に分かれる流れの図
菩提寺の有無で頼む先が決まる

菩提寺の有無で頼む先が決まる

家を継ぐ人がいなくて、仏壇そのものを残すか迷っているときは、「親の仏壇はいらないと思ったら 継ぐか小さくするか手放すかの決め方」で考えています。

菩提寺があるなら呼び方を気にせず用件で菩提寺に、無いなら仏壇店か僧侶の手配に、創価学会なら会の仏壇店か市区町村によっては粗大ごみに、と分けるのが私の選び方です。

よくある質問

Q1.実家の宗派が分からないときはどう調べるか

A.付き合いのある菩提寺があるなら、菩提寺の僧侶に聞くのが確実だと案内されています。菩提寺も分からなければ、親戚に聞いてみるよう勧める案内もあります。

Q2.浄土真宗のお寺に魂抜きと頼んでも失礼にならないか

A.本願寺派のお寺の案内では、魂を抜くということではないので、魂抜きとはいわないとしています。ただ、法要の名前が分からなくても、仏壇を手放すのでその前のお勤めをお願いしたいと用件で伝えれば通じる、と案内する仏壇の会社の解説もあります。

Q3.宗派の違うお寺や僧侶にお勤めを頼んでもよいか

A.浄土宗の総本山の案内では、浄土宗のお勤めで供養することに納得できれば、どの宗派の方でも申し込めるとしています。菩提寺がある場合は、仏壇を手放すことを前もって菩提寺に伝えて相談するよう勧める案内もあります。

私なら用件で菩提寺に頼む

宗派で違うのはお勤めの呼び方と本尊の行き先までで、その先の仏壇本体の行き先は、どの宗派でも同じ選び方で決められます。

仏壇はもう手放すと決めていて、頼み先の額を比べたい人は、さきほどの頼み先4つを比べた記事から読むと早いです。宗派ごとの作法より、魂抜きのお布施の額を知りたい人は、魂抜きの記事が詳しいです。

どの宗派でも、お勤めの日と仏壇の行き先が決まったあとには、空いた家の中の片付けが残ります。どこまで人に頼むかは、現地を見てもらった見積もりで確かめると決めやすいと思います。

見積もりを頼んでから家に来てもらうまでの段取りは、「遺品整理の見積もりは2〜3社に同じ条件で頼み 見積書は額より先に欄と追加の条件を見る」で順に追っています。

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