遺品整理で手が止まったときに先に決める4つ 急ぐ理由と今日の1か所から
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親の服を手に取ったまま、何も決められずに一日が終わる日が続いていませんか。手が止まったら、全部をいま決めなくていいと思います。
急ぐ理由があるか、今日の1か所、思い出の物の置き場、残す数の順に、1つずつ先に決めれば、手は少しずつ動くと思います。
私も服や写真を手に取るたびに思い出して、手が止まりました。止まる理由ごとに、いま決めなくていいことと先に決める1つを順に並べていきます。
この記事で分かること
- 手が止まる理由は気持ちと体力と時間
- 止まる理由ごとに先に決める1つ
- 終わりが見えないときの急がない進め方
- 家族と人の手に頼める範囲
遺品整理で手が止まるのはなぜか
気持ちと体力と時間の3つ
服や写真を前にして手が止まるのは、私だけではありませんでした。ある会社が親の遺品整理をした200人に聞いた調査では、いちばん大変だったことに、思い出の品を処分する気持ちの負担を挙げた人が28.0%で最も多くなっています。
続いたのは、重い物を運ぶ体力の負担が23.0%、仕事との両立や何度も通うことなどの時間の負担が22.5%でした。

ある会社の調査で大変だったことの上位3つ
決める数が多いと止まる
親の服に匂いが残っていて、手放せなかったこともあります。「捨てていいのか」と迷ったまま、何も捨てられずに部屋を出る日もありました。
引き出しを1つ開ければ、その中の物の数だけ、残すか手放すかを決めることになります。私は、手が止まるのは気持ちが弱いからではなく、物の数だけ残すか手放すかを一度に決めようとしているからだと読みました。
結論
全部をいま決めなくていいので、止まった理由ごとに先に決めるのは1つだけにします。
先に決める順番はどうするか
手が止まる理由を4つに分けて、いま決めなくていいことと先に決める1つを並べました。
| 手が止まる理由 | いま決めなくていいこと | 先に決める1つ |
|---|---|---|
| 急ぐ理由が分からない | 終える日 | 急ぐ理由があるかを確かめる |
| 物が多い | 全部の段取り | 今日の1か所 |
| 思い出の物で止まる | 残すか手放すか | 置き場の箱か棚1つ |
| 捨てていいか迷う | 1つずつの判断 | 残す数か箱の大きさ(家族で) |

手が止まる理由と先に決める1つ
結論
先に決めるのは止まった理由に合う1つずつで、残りはそのあとに回せます。
急ぐ理由があるかを見る
遺品整理には、いつまでに終わらせなければいけないという明確な期限は無いとされています。期限がある場合の数え方は、先に来る区切りから順に「遺品整理はいつから始めるか 四十九日と相続と退去の3つの区切りで決める順番」で並べています。
住まいの退去や相続の期限のような急ぐ理由があるかを先に確かめ、無い場合は、いつ終えるかはいま決めなくていいと思います。
今日の1か所を決める
母の三回忌をきっかけに片付けを始めた人は、note にこう書いています。「思い出の服を見るたびに手が止まり、2時間かけても片付いたのは全体の4分の1ほど。」私なら、その日は1か所だけと決めて、終わったらそこで手を止めます。
何から始めるかの順は「遺品整理を自分でするなら何から 最初の1日は捨てずに探す日にする」にまとめています。物が多くて止まるなら、全部の段取りはいま決めず、その日に手をつけるのは引き出し一段や棚1つのような1か所だけと決めます。
思い出の物は置き場だけ
写真や手紙、服のように手に取ると止まる物は、残すか手放すかはいま決めず、まとめて置いておく箱か棚を1つだけ先に決めておきます。写真や思い出の品は無理に捨てる必要はない、という遺品整理の会社の解説もあります。
私なら、置き場を決めたらその日はそこへ入れるだけにします。写真の残し方は、別の記事で詳しく書きます。
残す数を家族で決める
私なら、1つずつ「捨てていいか」を決める前に、家族と残す数の話だけ先にします。思い出の品は、必要な家族に分けられる分を残せば足りる、という解説もあります。
捨てていいのかで迷う物が多いなら、1つずつ決める前に、形見として残す数か箱の大きさを家族で決めておくと、迷う回数が減ると思います。
終わりが見えないときはどうするか
時間をかける人もいる
私も、一日で終わらず、何度通っても終わりが見えない時期がありました。私なら、急ぐ理由が無いうちは、終える日を決めずに通います。
期間は一般に1週間〜数週間と言われる一方、家が遠方なら1か月〜1年以上かかることもあります。気持ちがある程度落ち着いてから始めてよく、亡くなって数年後に手をつけ始めた人も少なくないと、片付けの解説には書かれています。
迷う物の扱いは案内が分かれる
母を亡くして年月がたっても遺品を手放せないという知恵袋の相談には、「焦る必要も時間に制限なんかありません。」という答えが付いていました。急ぐ理由が無いなら、私もこの答えに近い考えです。
迷った物は処分するよう勧める解説もあれば、いったん保留して数か月後に決めるよう勧める解説もあり、私なら急ぐ理由が無いうちは保留を選びます。
一人で抱えないために何を頼めるか
家族とは役目を分ける
私なら、兄弟や家族と最初に顔を合わせたときに、2つのことだけ話します。作業の前に決めることとして、行政書士法人の解説も、進める中心の人と貴重品の保管先を挙げています。
兄弟や家族がいる場合は、誰が中心になって進めるかと、取り出した貴重品を誰の家に置くかを先に決めておくと、一人で抱える所が減ります。
運び出しは人に頼める
知恵袋には「できる気がしないけど、金額を考えたら自分でやるしかないのか…?」という質問もありました。私は「自分でやるしかない」と思い込まなくていいと思います。
私なら、住まいが遠方で自分で片付けるのが難しいときなどは、運び出しを事業者に頼みます。片付けの解説も、そうした場面を事業者に頼むのが良い場面に挙げています。費用の幅は「遺品整理の費用は間取りでいくら 1Kから一軒家までの目安と額が動く理由」で、頼む範囲と見積もりは「遺品整理の見積もりは2〜3社に同じ条件で頼み 見積書は額より先に欄と追加の条件を見る」で取り上げています。
自分の手でしかできないのは、捨ててはいけない物を探すことと、残す物を決めることの2つで、運び出しと処分は、量と距離を見て人に頼んでも、自分で進めたことに変わりはないと私は思います。

自分の手でする所と頼める所
注意
気持ちが沈んだままの日が続く場合などは、都道府県や政令市が受けている「こころの健康電話相談」のような公的な窓口に話してみる方法もあります。
出典:厚生労働省「まもろうよ こころ」電話相談窓口
よくある質問
Q1.四十九日の前に始めてもいいか
A.遺品整理を始める明確な時期は無く、四十九日の前は家族が合意したうえで、処分を急がず最小限の整理にとどめるという案内があります。私なら、ほかの家族に一言伝えてから手をつけます。
Q2.写真や手紙はどうすればいいか
A.私なら、写真や手紙は残すか手放すかを決めず、置いておく箱か棚を決めるところで止めます。アルバムをどう残すかは、写真だけをまとめる記事で取り上げます。
Q3.業者に頼んでも残したい物は残せるか
A.残したい物は、先に分けて伝えておけば残せます。頼む前に、残す物と処分する物を分けておきます。業者に任せる前に残す物をどう伝えるかは、「遺品整理の業者が来る前に決める2つ 先に抜く貴重品と立ち会う場面」で詳しく取り上げています。
手が止まった日に私が決めて帰ること
その日に手をつけたのが引き出し一段だけでも、私はそこで手を止めます。急ぐ理由があるかどうかと、思い出の物の置き場の2つだけ決めて実家を出れば、その日はそれで足りていると思います。
捨ててはいけない物を探すことと残す物を決めることだけ自分の手に残せば、残りは人の手を借りてよいと思います。どこまで頼めるかは、現地を見てもらった見積もりで確かめると決めやすく、タウンライフメモリーマッチなら最大3社まで無料で頼めて、見積もりのあとで断ることもできます。
家そのものの行き先(売る・貸す・壊す)は、実家じまいのサイト〈親の家、実家じまいすることに〉で読めます。
仏壇の前で手が止まっているなら、「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」を先に読むと早いです。
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