遺品と仏壇のしまい方 残す物と仏壇の行き先を先に決める

遺品整理の費用は間取りでいくら 1Kから一軒家までの目安と額が動く理由

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遺品整理の費用の目安を1Kと2LDKと一軒家の3つの帯で示した題の画像

相場の記事を開くほど額がばらばらで、ご実家の片付けがいくらになるのか、かえって分からなくなっていませんか。

私も実家の物の量を見て、相場の表のどの段に当たるのか分からず、手が止まったことがありました。

遺品整理の費用は、公開されている目安の表を重ねると、1Kで5万〜8万円、2LDKで17万〜20万円、一軒家で30万〜50万円ほどです。

表どうしの額がそろわないのは、何を1回分と数えているかが表ごとに違うからだと私は読みました。なので私なら、表は桁をつかむだけに使い、ご実家の額は同じ条件で2〜3社に現地を見てもらって決めます。

この記事で分かること

  1. 1Kは5万〜8万円 一軒家は30万〜50万円ほど
  2. 表どうしの差は何を1回分と数えるかの違い
  3. 同じ間取りでも物の量と運び出しで額が動く
  4. ご実家の額は現地を見た見積もりで決まる

遺品整理の費用は間取りでいくらか

私は、遺品整理の料金の目安を間取りごとに書いた公開の表を5つ読み、同じ間取りの欄を横に並べました。

表の出どころの種類1R・1K2LDKのあたり4LDK以上・一軒家
地域の情報サイト約3万〜8万円約10万〜30万円(2DK・2LDK)約22万〜70万円以上
郵便局のコラム10万〜15万円程度50万〜100万円以上(2LDK・3DK・3LDK以上)50万〜100万円以上(一軒家)
店の予約サイト5万〜8万円17万〜20万円(2LDK・3DK・4K)25万円〜(4LDK〜)
見積もりの仲介サイト7,000〜3万円(ワンルーム)2.9万〜6万円(2LDK・3DK)4万〜10万円(4LDK・5DK)
買取店のコラム約3万〜8万円(ワンルーム・1K)約12万〜30万円約30万〜50万円以上(3LDK〜4LDK)

5つの表のどれにも、額が税込か税抜かは書かれていませんでした。

公開の目安の表5つの額の幅を間取りごとに横棒で並べ3つの表が重なる帯に色をつけた図
5つの目安の表を重ねると重なる帯が見えます

1Kは5万〜8万円ほど

郵便局のコラムは上に、見積もりの仲介サイトは下に外れていて、そのわけは次の節で見ていきます。その2つを除くと、1Kは地域の情報サイトと店の予約サイトと買取店のコラムの3つの表が重なる所で桁がつかめます。

2LDKは17万〜20万円ほど

2LDKの欄では、地域の情報サイトと買取店のコラムの幅が広く、店の予約サイトの幅を包む形で重なっています。なので2LDKは、店の予約サイトの幅がそのまま3つの表の重なる帯になります。

一軒家は30万〜50万円ほど

あいだの3LDKは表どうしの幅が離れていて、3つが重なる帯はありませんでした。4LDK以上・一軒家の欄では、3つの表の下の端が近く、上の端は「以上」と書く表が多くなります。

結論

公開の目安の表を重ねると、3つが重なる帯は1Kで5万〜8万円、2LDKで17万〜20万円、一軒家で30万〜50万円ほどでした。

相場の表で額が20倍も違うのはなぜか

同じ1Kの欄でも、見積もりの仲介サイトの下の端と郵便局のコラムの上の端では、約20倍の開きがあります。

安い表はトラック1台分の額で高い表は家ひとつ全部の額という1回分の数え方の違いを左右に並べた図
表ごとに何を1回分と数えるかが違います

安い表はトラック1台分の額

下に外れる見積もりの仲介サイトでは、店の額の横に「2トントラック分の回収」という札が付いていました。同じページの冒頭には、4LDKの遺品整理で表とは別の額も書かれていて、1つのページの中でも額が2通りあるんです。

ページの冒頭には「※遺品の種類により追加費用が発生します」とも添えてあります。

高い表は家ひとつ全部の額

上に外れる郵便局のコラムは、遺品整理の会社が書いたもので、2LDK以上や一軒家の欄に作業人数5名以上、5〜10名以上と添えています。同じコラムでは、料金の内訳として人件費と、トラックのサイズと台数や処分場までの距離で決まる処分費、資材や仕分け・梱包・運び出しの作業費を挙げています。

人を何人入れ、トラックを何台出して家ひとつを空にするかまで含めた額なので、上に外れて見えるのだと思います。

同じ1Kでも表によって約20倍も開くのは、トラック1台分を書いた表と、人を5人以上入れて家ひとつを空にする額を書いた表があり、何を1回分と数えるかが違うからだと私は読みました。

表で分かるのは桁までで、ご実家の額は物の量と運び出しを見て決まります。タウンライフメモリーマッチでは、選んだ会社が現地を見て見積もりを出し、最大3社まで頼めます。

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同じ間取りでも額が動く4つのこと

物の量と階段や車を停める場所と物置や庭やエアコンと清掃の4つを額が動く理由として並べた図
同じ間取りでも額が動くのはこの4つです

物の量でトラックが増える

長く暮らした実家ほど、同じ間取りでも残っている物が多く、運び出すトラックの台数が変わってきます。地域の情報サイトの特集でも、同じ2LDKで物が少ない部屋と長年住んで物が多く残っている部屋では、作業量が大きく変わるとしています。店の予約サイトの表では、間取りが1段上がるごとに下の端が4万円ずつ上がっていきます。

階段と車を停める場所

エレベーターのない上の階や、家の前に車を停めにくい実家では、同じ量でも運び出しに手間がかかります。買取店のコラムは、こうした条件や深夜に運び出せないことで額が上がるとしています。

物置や庭やエアコン

一戸建ての実家では、家の中を空にしても、物置や倉庫、庭、車庫に荷物が残っていて、費用が高くなる場合があります。郵便局のコラムも、庭や玄関先の物置や、外しにくい所にあるエアコンの室外機を、戸建てで増えるものに挙げています。

清掃まで頼むか

片付けたあとの掃除まで任せるかでも、額は変わります。地域の情報サイトの特集は、額が決まるものとして部屋の広さや遺品の量、作業人数、処分品の種類と並べて、清掃の有無を挙げています。

仏壇の処分の費用は頼み先で額が違うので、「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」で別に比べています。

注意

見積もりのあとで額が増えやすいのは、階段での運び出し、当日に荷物が大きく増えたとき、生ごみや液体が残っているときなどです。見積書には作業の中身と、追加になる条件を書いてもらいましょう。

額を動かすのは広さだけではなく物の量で、店の予約サイトの目安では1部屋分が2トントラック1台、4部屋分で4台と、台数で額が上がっていきます。

費用を抑えるために先にできること

残す物を先に分けておく

国民生活センターは、残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておくよう呼びかけています。私なら見積もりの前に残す物だけ先に分けておき、運ぶ量を減らして、当日の追加や立会いでの迷いも減らします。

大きな家具は粗大ごみへ

タンスやソファのような大きな物は、市区町村の粗大ごみの収集を使うと数百〜数千円で処分できる場合がある、と買取店のコラムにあります。自分たちで出せる物の分け方は、「遺品整理を自分でするなら何から 最初の1日は捨てずに探す日にする」にまとめています。

売れる物は買い取りで引く

買い取った額を遺品整理の費用から差し引ける場合もありますが、対応は業者によって違います。値段がつく物の見分け方は、「遺品整理の買取で値がつく物と頼み方 整理の見積もりとまとめて頼む形」を読んでみてください。

2〜3社の見積もりを並べる

国民生活センターは、作業内容や料金はさまざまなので、複数の事業者から見積もりを取り、契約内容や料金を比べるよう勧めています。届いた見積書の見方は、「遺品整理の見積もりは2〜3社に同じ条件で頼み 見積書は額より先に欄と追加の条件を見る」で取り上げています。

ほかより極端に安い額のときは、遺品を廃棄物として運ぶ業者が、市町村の委託業者か、市町村長から一般廃棄物処理業の許可を受けているかを確かめておきたいところです。業者を選ぶときに見る許可は、「遺品整理の業者の選び方 見るのは家のごみを運ぶ許可と見積もりの形」で順に確かめられます。

出典:国民生活センター 見守り新鮮情報 第525号

費用を抑えるのに効くのは、値切ることではなく、業者が運ぶ量を減らし、同じ条件で2〜3社に現地を見てもらうことだと思います。

遺品整理の費用は誰が払うのか

遺産から払い足りない分を分ける

親の遺産で払いきれないとき、残りを兄弟でどう分けるかが次に気になるところですよね。終活の会社の解説では、足りない分は相続人が負担し、多くのケースでは法定相続分に応じて分担するとしています。

立て替えたら領収書を残す

近くに住む人が先に業者へ払っておく、ということもあると思います。同じ解説は、遺産を分ける話し合いの前に誰かが立て替え、あとで相続人どうしで精算する形が一般的だとし、見積書や領収書を大切に保管しておくよう勧めています。

誰がいくら出すかは、見積書で額が出てから兄弟で話すほうがまとまりやすいと思います。

遺産から払い足りない分を相続人で分け立て替えたら見積書と領収書を残す順番を示した図
費用を払う順番の目安です

相続放棄も頭にあるなら、業者に払うより先に、放棄の期限と相談先を「遺品整理はいつから始めるか 四十九日と相続と退去の3つの区切りで決める順番」で確かめてください。

家そのものの行き先(売る・貸す・壊す)は、実家じまいのサイト〈親の家、実家じまいすることに〉で読めます。

遺品整理の費用は遺産から払い、足りない分は相続人で負担することになります。

相続税の計算で差し引けるか

国税庁が挙げる、相続税の計算で遺産から差し引ける葬式費用は、火葬や納骨、通夜など葬式に欠かせない費用やお寺へのお礼などです。香典返しや墓石、法事の費用は含まれないものとして挙がっていますが、遺品整理の費用はどちらの欄にも書かれていません。

出典:国税庁 タックスアンサー No.4129 相続財産から控除できる葬式費用

国税庁が挙げる「遺産から差し引ける葬式費用」の一覧に遺品整理の費用は入っていないので、差し引けるかは税務署か税理士に聞くのが確かです。

よくある質問

Q1.相場の表の額は税込か

A.読んだ5つの表のどれにも、税込か税抜かは書かれていませんでした。私なら、見積もりを頼むときに税込の額で出してもらうよう伝えます。

Q2.見積もりのあとで断ってもいいか

A.見積もりに納得できなければ、無理に契約する必要はないとメモリーマッチの紹介ページにあります。届いた見積もりの比べ方と進み方は、「遺品整理の見積もりは2〜3社に同じ条件で頼み 見積書は額より先に欄と追加の条件を見る」で詳しく取り上げています。

Q3.一部屋だけを頼むこともできるか

A.部屋の数で量を見る目安があるので、頼みたい部屋だけでも見積もりは取れます。私なら、頼みたい部屋を決めておき、見積もりのときにその範囲を伝えます。

Q4.遠くに住んでいて立ち会えないときは

A.私なら見積もりの日だけ現地に行き、残す物を先に分けておいて、作業の当日に判断することを少なくします。契約の前に作業日や作業の中身、料金、支払い方法を確かめておくと、当日に立ち会えなくても進めやすいと思います。

Q5.仏壇も一緒に引き取ってもらえるか

A.仏壇の頼み先と額は、「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」で比べています。私なら、見積もりのときに仏壇があることを伝え、引き取れるかを一緒に聞きます。

私なら表で桁をつかみ現地で決める

相場の表のどれかにご実家の額が載っていると思って読み始めると、並べてみたとき、表は桁をつかむためのものだと分かります。

私なら、まず表の重なる帯でおおよその桁をつかみ、次に残す物だけを先に分けておきます。そのうえで、同じ条件で2〜3社に現地を見てもらい、届いた見積書を並べて決めます。

誰が払うかも、税の相談も、まずご実家の額が見積書で出てから進むと思います。

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粗大ごみの回収で足りる量なら、先に「遺品整理を自分でするなら何から 最初の1日は捨てずに探す日にする」で自分で出せる物を確かめると早いです。家財はそのままで仏壇の行き先だけを決めたいなら、頼み先と額を比べた「仏壇の処分の方法と費用 お寺と仏壇店と市区町村と業者を比べました」から読むと早いです。

表で桁をつかみ、残す物を分け、2〜3社に現地を見てもらう、この順なら費用の額で迷う時間が短くなると思います。